
「都市鉱山(としこうざん)」という言葉を耳にしたことはありませんか。資源の少ない日本では、都市にある携帯電話やパソコンの部品から、希少な金属を資源として回収し、再利用するという対策が進められています。じつは下水汚泥※の中にも、この資源が眠っています。たとえば、植物の成長にかかせない「リン」。現在では下水からその「リン」を回収するシステムが開発されています。またガスを取り出して発電したり、下水汚泥を炭にして燃料にする技術などもどんどん生まれています。下水処理場は、日本にとって心強い資源の供給源なのです。
下水汚泥とは…下水をキレイにする時に、水とドロに分けますが、汚泥とは、このドロのことです。
